2015年11月8日に開幕したWBSCプレミア12。
その開幕戦である日本対韓国は日本が5-0で勝利しまずは予選突破に向け一歩前進しましたが、
次戦で戦う事になるのはWBCSの定めるランキングでは世界12位のメキシコと言う事で、
今回出場するチームの中ではポイント的に見ると一番下のチームです。
ただ国際試合と言うことで、気も緩めることは出来ないので、今回は
メキシコ代表のチーム事情や戦力は?
メキシコ代表の注目選手は?
と言う事について書いていきたいと思います。
出典 http://football-uniform.seesaa.net/
WBSCプレミア12にメキシコ代表のチーム事情は?
と言う事で色々調べてみると・・・実はメキシコは今大会への出場自体が危ぶまれていたそうです。
その理由はメキシコの野球連盟のトップであるアルフォンソ・ペレス会長の横領が発覚し、
その後の調べていくうちにその組織自体が独裁などで腐敗していたと言う事で、新たな再建が必要とされているようです。
それを知ったキューバの国営メディアが”メキシコは今大会を辞退するんではないか”と報じましたが・・・
「大会直前になってのボイコット騒動に業を煮やしたWBSC側が“参加しなければ次回(17年)WBCも含めた国際大会への参加凍結措置を取る”との脅しが効いたため」
というWBSCからの圧力があったと言われています。
WBSCとしては記念すべき第一回大会でイレギュラーは起こしたくないというのもあるのかもしれないですね。
何はともあれ辞退は回避したものの、このメキシコ野球の壊滅的な状況から選手を集め勝負しなければならないと言う事で、
メキシコのベストメンバーを揃えることは出来ず”なんとか集められた”という感じの様な気がします。
なのでWBSCのランキング的には12位となっていますがチーム事情で考えると、
大分レベルは低くなってしまっているんではないかと思います。
また今回の代表チームのほとんどがアメリカ出身の選手でメキシコ出身の選手は4人しかいないそうです。
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戦力は?
今回の大会はメジャーリーガーが全チーム不参加と言う事で中南米の国々はかなりの戦力ダウンが否めないですが、
メキシコは上記にも書きましたが国内野球連盟の不祥事もあり代表チームを作るにあたって二重のダメージを受けています。
と言う事で、メキシコ代表チームは国内リーグの選手を中心にアメリカのマイナーリーグの3A、2A、1A更にそのしたの
R(rookie)からも選手を選出して構成されています。なので非常に若い選手が多く勢いが付いたら一気に乗ってきそうな
チームですね。ただやはり実力や実績的には劣る選手が多く、日本にとってはそこまで脅威になる国ではないと思います。
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メキシコ代表の注目選手は?
色々調べたのですが、正直情報も出ていないような選手が多く”この選手は絶対にチェック!”
という選手は分からなかったのですが、
投手でいうと・・・S.サスエタとD.ロドリゲスという19歳の若手投手が将来も見据えて期待されている投手だということです。
野手では国内リーグで打率.308を残している31歳のティム・トーレス選手や米大リーグのミルウォーキー・ブリュワーズ3Aに
所属してをり長打力のある三塁手のブランドン・マシアス選手が要注意する打者となりそうです。
まとめ
メキシコは出場辞退という状況から半ば強制的に出場するという感じになってしまったため、
選手達や監督、コーチ陣達のモチベーション的な問題も少なからずあると思います。
そうした中での出場ですが、若手中心で思い切ったプレーをしてくると思うので日本代表としては、
最後まで気を緩める事なく確実に抑えていきたいところですね。