東アジアカップの北朝鮮が終わり、ハリルジャパン初めての黒星となりました。
これについて、2015年からサッカー日本代表の監督に就任したヴァヒド・ハリルホジッチ監督ですが、日本のサッカー選手へのサポート体制や日程そのものに問題があると指摘していますね。
東アジアカップが開幕して間もないですが、最初の対北朝鮮の試合は残念ながら黒星スタートとなってしまいました。
今回の記事では、初黒星を記録してしまったハリルホジッチ監督率いる日本代表の問題点やこれから2018年のFIFAワールドカップ予選も含めて世界と戦っていくにあたっての課題について考察していきます。
なぜハリルジャパンはうまく機能していない?
ハリルホジッチ監督はサッカーに対してとても真剣な印象があります。
日本代表の監督になったからには何が何でも頂点を目指し、そのために必要な努力は惜しまないという気迫のようなものを感じます。
実際にいままでも日本の選手一人一人を細かく分析し、世界で戦っていくうえでの細かい戦略を考え最高の結果を得るための可能性を育てています。
しかし、うまくいっていないのは戦略以前の問題です。
今回の東アジアカップでも、日程がとてもルーズで練習する時間や、現地入りして体を休める時間をとれずに試合に臨むというスケジュールになってしまっていました。
北朝鮮に負けた後にハリルホジッチ監督が敗因はフィジカルで勝てなかったと言っていましたね。
普通に聞いたらただの言い訳のように聞こえます。
確かに言い訳ですが日程や練習時間の調整なんかはハリルホジッチ監督が要求を出していたにもかかわらず叶えられなかった節がありますね。
今回の遠征はアウェーですし、環境的にも厳しい暑さと湿度の場所です。
体調を管理するのも大変だったはずですよね。
負けた後で言ってしまったのでただの言い訳になってしまっていますが、フィジカルも確かに敗因にはなっているとは思います。
日本代表のサポートスタッフ、選手、監督の要求がすべて叶えられるわけではないのでどちらかが妥協する必要があるのですが、実際難しいですね。
選手にしても今の所属しているチームが大事なわけですしね。
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日本代表の課題に関する考察
ここでは日本代表の課題について個人的な意見を書いていきたいと思います。
まず初めに、最近日本人のサッカーレベルの向上があると思いますね。
世界ランクは下がっている日本ですが、海外で活躍するプレイヤーは増えています。
2014年のブラジル大会もそうでしたが、海外で活躍選手が増えるとともに連携や結束力、チーム全体で勝ちに行くっていう意識が低くなっているように感じるんですよね。
むしろ、2010年のワールドカップにベスト16に行ったときの方が可能性を感じた気がします。(チーム全体の力という意味では)
おそらくハリルホジッチ監督もこの辺も改善しようとしていますが、選手にもサッカー協会にも都合があるのでうまくいっていない感じですよね。
ワールドカップの予選が迫っていますが、このあたりの問題もうまく解決できないとまた以前の大会のようにあっさり敗退してしまうんじゃないかって思ってしまいますね。
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まとめ
技術を高めたり、連携の練習をしたりする以前にある問題を解決しないといけないですね。
以前のワールドカップでベスト16まで勝ち抜くことが出来たのは日本らしいサッカーをしたからだと思います。
いまの日本代表はチームとしてどういう方針でチームを作っていこうとしているかがいまいち伝わってきませんが(キャプテンも不在ですし)、まだワールドカップ予選まではしばらく時間があるので、しっかりとした準備が出来るといいですね。
そして今回も、海外勢で代表になる選手がかなり多いと思いますが日本代表として戦うときはぜひとも結束力を高めて日本らしい丁寧で緻密なプレーをしてほしいと思いますね。