もうすぐ2016年の春の選抜高校野球が行われ、また野球シーズンの幕開けとなってきましたが、
高校野球で名門と言えばPL学園も頭に浮かぶ人も多いと思います。
ただ、近年は色々問題を起こしてしまい全く名前を聞かなくなってしまいましたが、
そのPL学園が今夏(2016年)限りで事実上の廃部となってしまうようです。
寂しさと驚きもありますが、今回は
なぜPL学園は事実上の廃部となってしまったのか?
プロ野球で活躍したPL学園出身者はどんな人がいるのか?
と言う事について書いていきたいと思います。
なぜPL学園は事実上の廃部となってしまったのか?
春夏合わせて7回の優勝を飾っている名門中の名門校として殆どの人が知っている学校だと思いますが、
そんなPL学園の野球部がなぜ無くなってしまうという事態になってしまったのか・・・
色々調べてみたところ事の発端は
”野球部の上級生から下級生への部内暴力”
のようです。
しかし、部内暴力や殴る蹴るではないが理不尽な罰など規律や上下関係が厳しい高校は特にだと思いますが、
そうでなくても少なからず存在すると思います。
絶対にいけない事ですが。
現に高校野球をやっていた私もそういった類の事を見たり聞いたりしたことがあるので、
これに関してはPL学園だけに限らず高校野球全体が改善しなくてはならない問題の様な気もしますね。
話は脱線してしまいましたが、この部内暴力発覚事件からなぜ事実上の廃部にまでなってしまったのか?
それはPL学園の校名にもなっている
PL教団(パーフェクト・リバティー教団)
という宗教団体が大きく関係しているようです。
と言うのも、近年PL学園の母体でもあるPL教団が信者数減少による財政難となっているようで、
野球部にお金を回すのが厳しい状況になっているからとも言われているようです。
事の流れで見てみると・・・
2013年 部内暴力が発覚し6ヶ月間の対外試合禁止になる。
↓
責任を取って監督が辞任。
↓
急遽ではあるが、なぜか野球経験のないPL学園の校長先生が兼任監督に。
↓
2015年度の新入部員の募集をせず新チームの部員は12人に。
↓
2016年度も新入部員の募集を行わず、今夏で3年生が引退となるので事実上の廃部となる。
因みに2013年から監督を務めていた校長先生も今春で定年退職になるために退任。
後任はまたしても野球経験のない学校職員が務める予定だそうです。
また、現在は野球部寮の取り壊しやグラウンドの返還、設備などもかなり老朽化していると言う事で、
学園や教団は”休部”としているようですが事実上の”廃部”に向かっている状況ですね。
他にも色々事情はあるのかもしれないですが、これだけ名の通ってる強豪校で高校野球の歴史を
作ってきた高校でもあるのでこんな結末になってしまうのは悲しい感じがしますね。
あとは、なんといっても当事者というか現在12人ではありますが、甲子園を目指して強豪校に入学したものの、
教団の事情やら何やらで最後の夏をこんな形で迎える事になってしまってるのがかわいそうですが、
本人たちは最後まで全力で戦うという闘志があるようなので全部出し切って終われるように応援したいですね。
プロ野球で活躍したPL学園出身者はどんな人がいるのか?
プロで活躍したというか、現在活躍している選手いるので観ていきたいと思います!
尾花高夫(1978~1991)
清原和博(1986~2008)
桑田真澄(1986~2007)
立浪和義(1988~2009)
松井稼頭央(1994~)
宮本慎也(1995~2013)
サブロー(1995~)
入来祐作(1997~2008)
今岡誠(1997~2012)
福留 孝介(1999~)
今江 敏晃(2002~)
前田健太(2007~)
出典 http://xn--nyq49bw4k3n5a.blog.so-net.ne.jp/
番外編
上重聡(日本テレビアナウンサー)
この他にも沢山PL学園出身の選手はいるんですがその中から勝手にピックアップしてみました。
と言う事で、見て分かる通りやはり名門とだけあって引退している選手も含め活躍している選手が本当に多いですね。
そして、息の長い選手が多いですし特にびっくりしたのは楽天の松井稼頭央選手ですね。
1995年からプロ生活をスタートしており現在40歳となっていますがしっかりと第一線で活躍しており、
未だに衰えを感じさせていないのは凄いですね。
あとは、最近で言うと前田健太投手もPL出身と言う事ですがメジャー挑戦期待したいところですね!
と言う感じで名だたる名選手たちを輩出してきたPL学園野球部が事実上の廃部となってしまうことは非常に残念ですが、
部員達には”最後の夏”頑張ってほしいですね!
コメント
色んな事情があるのでしょうが、淋しいですね。派手な応援や諸々にお金は掛かるでしょうが、公立高校でも、試合に臨んでいます。普通に部活として存続し、目指すは甲子園と願い、また、復活して欲しいです。PL学園の素晴らしい伝統は、TVの前で待っているファンも多いと思います。