甲子園100回大会も無事終わりましたね。
感想としては大阪桐蔭つよすぎー(小並感)。
こういっては何ですが大阪桐蔭のチームそのままU18日本代表にしてもいいんじゃないかっていう感じでした。
さて、本題ですが今回は高校生投手の投球数に関してです。決勝戦で負けてしまった金足農業の投手だった吉田君は県大会からずっと投げ続けていて、甲子園に来てからも決勝戦までずっと投げ続けていました。
その投球数に関しては
秋田県勢103年ぶりの決勝に導いた吉田は、秋田大会から準決勝まで10試合連続の完投で1385球を投げている。決勝は大阪桐蔭の猛打に捕まり、5回までに132球を投げ、12失点で降板した。秋田大会を含めると11試合で1517球を投げた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180822-00000000-tospoweb-base
今回の大会に関しては無事に終わったようですが、今後の選手生命に関するリスクも増えるのでどうにかしたいと思っているひとが多いですが、現実問題としてなかなか解決されないのは、単に選手が少ないチーム(高校)が多いっていうのが一番の問題のようです。
名門チームみたいに何人も投手を育てることができる環境を持っている高校は少数だし、結局勝つためには優秀な投手を使い続けるしかないっていうのが現状なんですよね。
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投球数制限をつけるべき?
今のところ投球数制限がついてないため、監督の判断で連投できるのが現状ですが、これに制限が付くといままでの高校野球からガラリと変わります。
野球はチームでの競技ですが、そのなかでも守備における投手の役割はかなり大きいので優秀な投手を使えるっていうのは勝敗を左右するおおきな要素の一つになります。
プロでも勝利数の多い投手は重宝されますしね。
という感じで、例えばプロみたいな基準で連投がだめになると1つのチームに4人くらい投手が必要になるしそれを用意できるチームはほんとに一握りになりそうです。
プロ野球では先発の目安は100球、完投で120球でローテーションで数日休みをとるのが一般的です。
それと比べると高校野球では選手をつぶす勢いで使ってますよね。
問題を解決する手段として投手を複数人揃える以外には日程を変更する(間をあける)っていうのがありますが、それでも一人で投げきるには時間をかなり開けなければいけないので現実的ではありませんよね。
アメリカの野球専門誌ベースボールアメリカでは甲子園で700球以上投げる投手に対して、メジャーなら5-6週間の球数だと報じていたりと異常なことがわかります。
ちなみに今回(2018夏)の甲子園だと8/5-8/21までの17日です。2週間ちょいで700はやばすぎ・・
選手のためには制限をつけたほうがいいはずなんですが、現状難しいですよね。せめて日程をもうちょっと緩くするだけでも違うんですけどね。
(ホーム球場使えないと阪神が・・・)
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高校時代に投げすぎで故障した選手
甲子園で投げすぎている投手はどれほどいるのでしょうか
700球以上投げた主な投手としては・・・
斎藤佑樹(948球)
大学に行ってからプロになるがあまり活躍できず。
大学時代もプロに入ってからも肩などけがの多い選手になっている。
川口知哉(820球)
プロに入るが制球難や故障等であまり活躍できず。
大野倫(773球)
大会後骨折が判明、肘が変な方向に曲がっていた。
安楽智大(772球)
プロ入りしたが開幕前に右太もも裏の故障でよい成績は残せていない。
丸山高史(765球)
3回の甲子園を経験したあとに足を故障。投げすぎが原因かは不明
プロ入り後は4年で引退(1勝2敗)
松坂大輔(767球)
プロに入ってから活躍、メジャーにも挑戦
故障に関してもあまり多い選手というわけではない。
こう見るとやっぱけがのリスクは大きいんじゃないかって思えてきますね。
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まとめ
いまのシステム上勝つために優秀な投手を使い続ける。
勝ち続けることでスカウトの目にとまってプロへの道が開ける。
そういう理由が投げ続けるリスクを上回っているんだと思います。
どうにかして高校生で燃え尽きる選手が出ないようなってほしいものです。