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野球

プロ野球での振り逃げの明確な条件とは?実際に起きた特殊な事例を紹介!

 

この記事では、野球において「振り逃げ」がどのような場合に成立するのかという条件が明確に分かるようにまとめています。

振り逃げの定義と明確な条件について

振り逃げの定義

振り逃げとは、一言でいうと、

「カウントが2ストライクの状況で、バッター(打者)が空振りをして捕手が後逸(ボールをキャッチすることができなかった)した場合に、打者が3振にも関わらず1塁に向かって走ることができる」

というルールのことを指します。

私も実際そのような感じでした。おそらく、多くの人が私と同じようにこのような感じで考えているかと思います。

まず初めに振り逃げの意味から見ていきます。

打者がストライクを3回宣告されると、その打者には三振が記録される。しかしながら、一塁に走者がいない、もしくは二死の状況で、第3ストライクにあたる投球を捕手が正規の捕球(後述)を果たせなかった場合には、打者は一塁への進塁を試みることができる。このとき打者をアウトにするには、打者が一塁に到達する前に打者または一塁に触球しなければならない[1]。打者がアウトにならずに一塁に到達すると、走者として一塁を占有することができる。

wikipediaより引用

実際の規則には振り逃げという言葉は無く、俗称となります。NPBのルールはメジャーリーグにおけるルールをベースに一部を日本プロ野球に合わせて改変したものです。

なので、メジャーリーグにも正式な呼び名は無く、

Uncaught third strike(捕球することができなかった3回目のストライク)
Dropped third strike(3回目のストライクでボールを落とす)

と呼ばれています。(そのままの意味です)

振り逃げの明確な条件について

まとめると振り逃げが可能な状況は次のようになります。

  1. 3回目のストライクを宣告されたときにキャッチャーが投手の投げたボールを捕球できなかった場合
  2. 1塁にランナーがいない場合もしくは2死(2アウト)の場合

最初の、「3回目のストライクを宣言されたときに捕手が捕球できなかった場合」というのは、わかりやすいですね。

次に、追加の条件として1塁にランナーがいない場合というのは普通に考えたら当たり前です。

しかし、2アウトの場合に限り1塁にランナーがいても振り逃げが可能になります。

その場合は、1塁にいるランナーは進塁義務が生じるので、振り逃げ後は打者へのタッチアウトまたは1塁への送球のほかに、

1塁ランナーへのタッチ、または2塁でのコースアウトも狙うことができます。

最後に補足ですが、満塁の場合に2アウトの条件で振り逃げをした場合には、すべての走者に進塁義務が生じるため、

ホームベースを踏んでコースアウトをねらうことができます。

以上が、基本的な振り逃げの定義の説明になります。


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振り逃げに関する特殊なルールとその事例について

振り逃げの明確な条件に関しては最初にまとめたとおりですが、野球ではいろいろなシチュエーションが存在するので、

そのシチュエーションに合わせたルールも定められています。

ここではいくつかをまとめます。

打者が、自分が「振り逃げ可能」ということに気づかなかった場合

次のように定められています。

振り逃げの特殊ルール1

<第3版解説 三振振り逃げ より>
第3ストライクと宣告されただけで、まだアウトになっていない打者が、気がつかずに一塁に
向かおうとしなかった場合、その打者は“ホームプレートを囲む土の部分”(直径26フィートの
円。通常“ダートサークル”と呼ぶ)を出たらただちにアウトが宣告される。(5.05(a)(2)[原注])
以前は、打者がベンチまたは守備位置に向かっても、途中から気がついて一塁に行くこと
は許されていたので、守備側にとってはその打者をアウトにするための処置が必要だった
が、2007年の改正で、振り逃げで一塁に走れるのに、その打者が気がつかずに(一塁に向か
う意思がないと判断)ダートサークルを出ればただちにアウトを宣告できるようになった。これ
はスピードアップの改正の一つで、これによって守備側が次のプレイに容易に移れることにな
った。審判員が、打者の素振り、打者の行動を見て“一塁に向かう意思がない”と判断したら
アウトを宣告する。

ダートサークルを出れば直ちにアウトを宣告できる。

写真の中のしるしがついている円がダートサークルになります。

ホームベースの周りの円ですね。

ダートサークル

打者が降り逃げ可能な状況に当てはまるにも関わらずに、

1塁に向かおうとしなかった場合,審判の裁量で、

打者の振り逃げの権利をなくしアウトにするというルールです。

これは試合の進行をスムーズにするためのルールでもあり、

アウトになるまでの時間は定められていません。

振り逃げ状態の確認と他の累進への伝達

振り逃げの特殊ルール2

<第3版解説 振り逃げの際のジェスチャーの統一>
振り逃げの状態にあることを他の塁審に分からせるため、球審はストライクのコールを
した後、左手で(下向きで)打者を小さくポイントするシグナルを出す。なお、参考までに
“ノーキャッチ”のシグナルを出す方法もある。

振り逃げ状態であることを、主審が他の塁審に伝えるために合図を出します。

ノーキャッチのシグナルは次のとおりです。

ノーキャッチのシグナル

野球のノーキャッチ

分かりやすいですね。

振り逃げのときに打撃妨害があった場合

振り逃げの特殊ルール3

振り逃げのあとの打者走者の打撃妨害より
「第3ストライクの後、打者走者が投球を処理しようとしている捕手の守備を明らかに妨害
した場合」、打者走者はアウトになり、ボールデッドとなって、他の走者は投手の投球当時占
有していた塁に戻る。(6.01(a)(1)[注])

振り逃げが成立した状況で、打者、もしくは塁上にいた走者が捕手の守備を妨害した場合、

1.ホームベース周辺の場合はプレイが続行される
2.走者がホームベースから離れている場合はインターフェア(プレーの妨害)が宣告され、アウトとなる

2において、他の走者が進塁していた場合は元の塁にもどる。

また、明らかにというのは2014年に追加されたが、その明らかに妨害していたかという判断は審判の手にゆだねられています。

打撃妨害をうけたときの振り逃げに関して

キャッチャーのミット(グローブ)が打者のバットに当たるなどの打撃妨害が、振り逃げの条件を満たした場合にどのように作用するかということです。

振り逃げの特殊ルール4

<6.01c 第3版解説 打撃妨害と空振り>
例題1:規則5.05(b)(3)、6.01(c)の「その他」の解釈に関して、いわゆる振り逃げの状況で打者
が捕手に妨害されながらスイングしたが、投球に触れず、捕手が後逸して、ボールは転々
とした。この場合の処置は?
――― まず空振りでも捕手の打撃妨害は成立する。つぎに、打撃妨害+振り逃げ+捕手後
逸のケースも「その他」に含まれるので、捕手が後逸して、打者が振り逃げで一塁に生き、
他の走者も1個進塁していれば、妨害はなかったものとしてプレイは続けられる。

簡単に書くと次のようになります。

1つ目は、打撃妨害があった場合でも、振り逃げの条件を満たせば打撃妨害は無かったことになりプレイが続けられるということになります。

振り逃げの時には1塁でとまる(駆け抜けなくてもよい)必要があるか

振り逃げの時も、ヒットを打った時と同様に1塁を駆け抜けることができます。


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振り逃げの特殊な記録

プロ野球で、振り逃げが3塁打になったケース

振り逃げで、捕手がボールを見失っている間に走者が3塁まで行ってしまったという事例です。
キャッチャーがボールを探している間に、振り逃げした打者は3塁まで走っています。

その後、審判団で協議をし、ルール通りに3塁までの進塁が認められました。

高校野球で、振り逃げがホームランになったケース

2アウト、2ストライクの場面でバッターが3回目のストライクを宣告されて3振りしたが、
その時、捕手はワンバウンドで捕球をしていた。

野手たちは3アウトになったと思って、ベンチに帰り始めていますが、実際は振り逃げが成立する場面なので

走者が走り続け、ホームランになったという事例です。

まとめ

振り逃げに関しては、基本的には
・3回目のストライクでキャッチャーが捕球に失敗する+1塁が開いている。
・3回目のストライクで、2アウトである場合。

と覚えておけばいいかと思います。

特殊な状況については、基本的には審判の指示にしたがうことになりますが、

状況によっては当てはまることもあるので、しっかりと覚えておきたいですね。

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