2015年10月22日に行われる予定の
プロ野球ドラフト会議
今年も、多くの選手が
”プロ志望届け”
と提出していますが、
今回は、
ドラフト会議とは何だ!?
選手を選択して獲得するという事は知っているが、細かいルールは知らない!
と言う方も多いと思いますので、わかりやすく(書いたつもりです!)解説していきたいと思います!
出典 24-7 OF LIFE
プロ志望届を出さないとプロには行けないの?
プロ志望届とは、野球に限らずボクシングや、ボスケットボールでもこの制度が使われており、
日本の学生が、それぞれの連盟に”プロになりたい”という書類を提出することです。
野球の場合で言うと、高校生は高野連に大学生は全日本大学野球連盟にプロ志望届を出さなかった場合、
大学進学や一般企業就職希望者とみなされ、
各球団はドラフトで指名することが出来ずプロ選手になることは出来ません。
ただ、プロ志望届を提出する選手の多くは、スカウトや球団から事前に挨拶があったりと、
ほぼ指名されることが決まっている選手も多いようですね。
因みに毎年、高校生、大学生とも100人前後がプロ志望届を提出しているようです。
※”プロ”志望届なのでNPB球団だけではなく、四国アイランドリーグなどの社会人野球や海外の球団も含まれています。
何人まで指名できるの?指名順は?
”ドラフト会議で指名される人数は各球団のトータルで最大120人までです”
なので、何巡目までとか決まってるわけではなく、指名したい選手がいなくなった球団から抜けていき、
すべての球団が
”指名選手なし”
になるか
”上限の120人に達した”
場合にドラフト会議が終了されます。
指名の順番に関しては、
1位指名・・・各球団が一斉に選手を選択し、競合した場合はクジを引き当たったチームがその選手の交渉権を得る。
もし、競合しクジが外れてしまったチームはもう一度他の選手を指名する(外れ1位)。これを全球団が一人指名し終えるまで繰り返す。
2位指名・・・ウェーバー方式で行われる。これは、両リーグの最下位球団から順に指名し交渉権を獲得することが出来るシステム。
今回(2015年)の場合は交流戦で勝ち越したリーグが先順になるので順番は、パ6位セ6位パ5位セ5位パ4位セ4位・・・と言う風に指名していく。
クジはない。
3位指名・・・逆ウェーバー方式。名前の通りウェーバー方式の逆。2015年の場合は、セ1位パ1位セ2位パ2位・・・となる。
4位指名以降・・・ウェーバー方式と逆ウェーバー方式を繰り返していく。
もし、トータルの指名数が120未満だった場合は
”育成選手ドラフト会議”
がドラフト会議後に行われる。
これは、支配下登録ではなく育成枠として指名する。
この育成ドラフトもウェーバー方式と逆ウェーバー方式で決める。
と言う感じになります。
各球団は毎年、育成選手も合わせて10人前後指名をしているようです。
なので毎年100人ぐらいはプロ野球選手になっているんですね!
個人的にはかなり多いんだなと思ったんですが、結局入団しても、結果や芽が出ずに辞めていってしまう選手が多いんでしょうね。
もしプロ志望届を提出してもドラフト会議で指名されなかったら?
2005年までは、志望届を出した高校生に関しては何のメリットもなかったが、
2006年からは
”過去にプロ志望届を提出した”
と言う選手で、更に四国アイランドリーグに在籍している場合にのみ、高校卒業の翌年からドラフト指名される権利を得ることが
出来るようになった。
そして、2007年以降は、同様の規定が”ベースボール・チャレンジ・リーグ”などの独立リーグでも適用されるようになった。
と言う事のようですので、高校3年時には指名されなかったが、死ぬほど練習して結果を残せば1年後のドラフトで指名を貰える
可能性があると言う事なので、モチベーションも保ちやすい気がしますね。
まとめ
ドラフトの制度は今までいろんな問題があり、その度に少しづつ変わってきたのですが、
2015年現在は今回書いたような制度になっています。
高校生や大学生にとっては、今まで野球一筋、野球漬けの日々を送ってきて、
いきなり”契約”や”制約”など色々なルールの中で進路を決めていかなければならないので、
かなり、難しい選択になると思いますが、それぞれが正しかった思える選択が出来ることを願っています!
コメント
2順目の指名は、パ6位からでは?
2順目:楽天-DeNA-オリックス-中日-西武・・・
3順目:ヤクルト-ソフトバンク-巨人-日本ハム・・・
ご指摘ありがとうございました。
勘違いしておりましたので直ちに修正しました。